こんにちは、kumasanです。
いわゆる「安定期」に入ったこともあり、17週目に入るころkumasanの実家へお泊りしました。
夜はすき焼きをいただいたのですが奥さんは「妊娠中は生卵を食べないことにしている」ため、すごく複雑な顔をしながらいただいていました。うーん、なんか色々申し訳なかったです。
夜、「おやすみ」と言って電気を消したら手を握ってくるような感触があったので「kumasanの実家だし、ちょっと緊張したのかな。可愛いな」と思って握り返すと手じゃなく足でした。「足裏マッサージよろしく」の催促だったんですね。とほほ。
で、翌日は親戚一同も集まってお昼から宴会で食べたり飲んだり。
ここでも奥さんは「お酒を飲まない」ルールを課しているため、「食」に専念です。親戚のこどもたちとも遊びながら、和やかに時は過ぎていきました。
そして帰宅後。
夕飯はお弁当を用意してもらったので、帰宅後それをいただいたのですが直後から奥さんの具合が悪くなり始めました。
生ものや当たりそうなものは入っていなかったのですが、「おなかの・・・調子が・・・」とかなり苦しそうです。
しばらく横になったり座ったりを繰り返し、それでも苦しそうな奥さんを、kumasanはどうすることも出来ません。
うんうん唸りながらトイレにも2時間ほど籠った直後、奥さんは真っ青な顔で病院の夜間外来に電話をかけ、これから向かう旨を淡々と伝えました。kumasanは状況が掴めず、おろおろせずにいるのが精一杯でした。
「お腹のこどもは、絶対に守るから」
と気丈にふるまう奥さんを支えながらタクシーに乗り込み、行き先を告げます。運転手の方も何かを察したのか、無言で頷き車を走らせます。
数分後、重い空気に支配された車中を後に夜間外来で名前を告げ診察室に急行します。
kumasanは待合室で奥さんと別れ、漠然としているのに質量さえ感じる不安に押しつぶされそうになりながら、神様に無事を祈ることしかできませんでした。
そして僅か数分後。事態は全く予想もしなかった結末を迎えます。
待合室に現れた奥さん。心なしか頬が上気しています。そして明かされた驚愕の事実は-
「力みすぎて、痔(じ)になっちゃった。えへっ♡」
つまり、
お腹が苦しい → 食べ過ぎ
下腹部に異常 → 痔
という事で、体感時間2秒で診察が終わったそうです。
・・・そのまま、地下鉄で帰りました。
kumasanから新米ママさん・パパさんへ
この話を表面的に読めば単なる笑い話なのですが、実はこの後につながるとても大切な要素をたくさん含んでいます。次回は、そのへんを少し掘り下げてみようと思います。